内容証明発送後の後追いについてです。
内容証明を発送後、こちら側に送達証明がとどきましたら相手方に手渡しで到達したことがわかります。内容証明の文中にはいついつまでに支払いをしてくださいなどと期日を切っているかと思います。そこで考えられるのは①期日まで待つ ②期日経過後、アクションをおこすです。内容証明到達後、相手方の心情はいろいろでしょうが、その一つに解決したいがどうしていいかわからないから、連絡がくるまで放っておいたというケースがあります。そこは確実に拾っていきたいですね。
アクションのおこしかたは電話がいいかと思います。気をつけたいのはプレッシャーをかけようと威圧的な話し方にしないこと。すでに内容証明郵便でプレッシャーはかかっているのですから、あまりに追い詰めすぎると開き直る可能性があります。へりくだる必要もないですから、ご自身のキャラクターを殺さず、淡々と冷静な風でふるまえばよろしいかと考えます。内容としては、「先日の通知の通りです、そちらも大変なのは承知しているが、こちらも厳しい。お支払いをお願いしたい」などと話してみてください。そこで期限を区切って支払約束をする、または期限を区切って分割約束をするなどを目指しましょう。分割約束の場合は入金管理をしっかりしてください。可能でしたら、定期連絡をいれるような約束にしてもいいかもしれません。
支払約束がされた後は、書面に残すことをおすすめします。万が一、後の裁判などに発展した場合は有力な証拠になりえます。幣所でも誓約書の作成や分割誓約書の作成を承ることが可能です。