こんばんは。
令和５年６月２日、戸籍法（昭和22年法律第224号）の一部改正を含む「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律」が成立し、同月９日に公布されました。
この改正法の施行により、新たに戸籍に振り仮名が追加されることになります。制度開始は令和７年５月頃を予定しているとのことです。ただし、この制度開始後に出生等により、初めて戸籍に記載される方については、出生届等に併せてその振り仮名を届け出ることとなります。
具体的は届出の方法などは、法務省のホームページに掲載されていますが、合理的な方法でおこなわれますので、心配する必要はありません。
私が特に大きいなと感じたのは、法務省のホームページに記載がありました、戸籍に氏名の振り仮名が記載されるメリットからの2点です。以下そのままコピペします。
本人確認資料としての利用
氏名の振り仮名が戸籍に記載されることにより、住民票の写しやマイナンバーカードにも記載できるようになり、本人確認資料として用いることができるようになるほか、正確に氏名を呼称することが可能な場面が多くなります。
各種規制の潜脱防止
金融機関等において氏名の振り仮名が本人確認のために利用されている場合があるところ、複数の振り仮名を使用して別人を装い、各種規制を潜脱しようとするケースがありましたが、氏名の振り仮名が戸籍上一意に特定されることで、このような規制の潜脱行為を防止することができます。
本人確認資料としての利用 → 本人確認資料としての精度があがるに加え、最近はひとひねりある読み方の名前もありますから正確な氏名の読みを知ること大変有益だと思います。
各種規制の潜脱防止 → 名前の読み方を変えてクレジットや賃貸住宅の申し込みをする者も結構いますからね。実際に滞納がおきてから、緊急連絡先の親に連絡するとうちの息子（娘）の名前の呼び方はそうじゃないといった話であったり、振り仮名とは関係ないですが結婚、離婚、養子縁組なんかを利用して（そのためかは聞いた事はないですが、ほぼそうです）賃貸を借りては踏み倒すなんてことを繰り返している輩もいます。人の道から外れた生き方すると必ず後悔することになると思いますがね。
話が逸れましたが、今年の３月からは戸籍謄本の広域交付がスタートするなど、戸籍に関する行政のサービスが大変革をむかえています。今後も国民の皆様の利便向上のための取り組みがされていくことを期待します。戸籍の振り仮名は個人的にも大変いい制度だと思います。
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