いつもお世話になっております。
本日は生活保護について触れたいと思います。
生活保護についてですが、越谷市のホームページでは下記通り説明されています。
生活保護とは
私たちは、生活をしているうちに病気やケガなどにより働けなくなったり、働き手が死亡したりなど、さまざまな理由で生活に困ることがあります。生活保護は、このように生活に困っている方に対して、国民の生存権の保障を規定した憲法第25条の理念に基づき、国が定めた最低限度の生活を保障するとともに、自分で自分のくらしが支えられるように自立を助長することを目的とした制度です。
生活保護については様々な意見があり、肯定的な意見はもちろんですが、人権を無視した過激な主張を除いて否定的な意見も尊重されるべきだと考えます。私は、不正受給は論外ですが、保護が必要な方には確実に受けていただき社会復帰への足掛かりにしていただきたいと考えます。私が実際に不動産関係の企業に勤めていた時の話になりますが、賃貸物件に若い今風の女性のお客様が入居されました。その後、数年がたち事情がありましてそのお客様にお会いしたのですが、当時の面影はなくなっており、だいぶご苦労を重ねていらっしゃる様子でした。事情など詳しくは聞きませんが、夜のお仕事をされていて心労がたたったのではないでしょうか。おそらく何かの心の病を発症しているのではないのかなと思い、身辺の状況をヒアリングし、福祉課への相談を提案しました。お客様の協力もあり生活保護を受けられることになり、引越し指導にて転居されていきましたが、その際何度もお礼の言葉をいただきました。お客様自身は相談できるところもなく、私が福祉課への相談を提案できなかったらどうなっていたんだろうと怖くなります。
上記のようなケースは実は珍しくなく、老若男女問わず何か精神的なことで病んでしまい解決方法が模索できないと、ひきこもり状態などになってしまいます。見る人によれば、だらしないからとかやる気がないからという意見もあります。そう思ってしまうことも理解できます。しかし、私が面会してきた方の中には、もともとエネルギッシュで活発であったり、大手企業に勤務していた方であったりと道の半ばでくるってしまったように見受けられる人が少なくなかったです。私は医師ではありませんから断言できませんが、あきらかに病名があるだろうなという方は別にして、皆さん大なり小なりなんらかの心の病にかかってしまい、それと戦っている最中だろうなと。そのような方のセーフティーネットとして生活保護の制度を正しく機能させてほしいと考えます。ですから、ここまでがんばってきて最後にうつ手がなくなってしまったという方は恥ずかしいことではないです、生活保護の申請を検討してみてください。そして、保護を受けて生活を立て直してから、元気に働いて納税という形でお返しすればいいのではないでしょうか。もちろん返すものではありませんし、要件を満たしていれば受給できるシステムなのですが、真面目な方だとそう割り切れないと思うので、考え方の一つをお話しさせていただきました。そして弊所でも、生活保護の申請についてのサポートをさせていただくことは可能です。初回相談は無料ですから、お気軽に連絡ください。
なお生活保護の種類については以下の通りになっています。参考までに。
生活保護の種類
生活保護には、以下の8種類の扶助があります。
(1)生活扶助
毎日の生活に必要な衣食や光熱水費などの費用
(2)教育扶助
義務教育を受けるために必要な学用品代、給食費などの費用
(3)住宅扶助
家賃、地代または住宅の修理費などの費用
(4)医療扶助
病気やケガなどをした場合の医療に必要な費用
(5)介護扶助
介護サービスが必要な場合の費用
(6)出産扶助
出産に要する費用
(7)生業扶助
就職に必要な技術を身につける場合や就職準備などの費用、高等学校などの就学に必要な費用
(8)葬祭扶助
葬儀に要する費用
参考 越谷市ホームページ 生活保護