埼玉県さいたま市が運営する「さいたま市こころの健康センター」では、市民の心の健康維持を目的としたユニークな取り組み「こころのホームルーム」が注目を集めている。

この取り組みは、精神的な不安やストレスを抱えた人々が専門職のサポートを受けながら、安心して気持ちを話せる“居場所”を提供するもの。定期的に開催され、誰でも予約不要・無料で参加できるのが大きな特徴だ。

🗣少人数制・匿名参加で安心の環境

会場では精神保健福祉士や臨床心理士など専門スタッフが同席し、参加者の心の悩みに寄り添っている。匿名での参加も可能なため、日常の人間関係や職場のストレス、家族のことなど、周囲には話しづらい悩みも気軽に語り合える場として支持を得ている。

💬市民の反響

実際に参加した市民からは「ただ話すだけで心が軽くなった」「専門家からの一言が日常のヒントになった」といった声が多く寄せられており、地域に根差した心の支援として定着しつつある。

📌開催概要

• 主催：さいたま市こころの健康センター（浦和区常盤）
• 開催日：毎月第2・第4水曜日（午後2時〜4時）
• 参加費：無料、予約不要
• 対象：年齢・属性問わずどなたでも参加可

市の広報担当者によれば、「このホームルームは、誰もが自分の感情に目を向けて、大切にするきっかけになってほしい」とのこと。心の健康への関心が高まる今、行政によるこうした柔軟な支援が今後さらに広がることが期待されている。