皆さんは、地域の子どもたちや若者の健やかな成長を、社会全体でどのように支えていけばよいか、考えたことはありますか?
実は埼玉県には、昭和41年から長きにわたり、県の未来を担う青少年を健全に育成するために活動している組織があります。それが「青少年育成埼玉県民会議」です。
今回は、この青少年育成埼玉県民会議がどのような経緯で生まれ、どんな想いを持って活動しているのかをご紹介します。
すべては「県民総ぐるみで青少年を育てよう」という想いから
今から50年以上前の昭和40年代、全国的に青少年の健全育成への関心が高まっていました。その大きな流れの中で、埼玉県でも「県民みんなの力で、子どもたちの成長を支える運動を起こそう!」という機運が盛り上がりました。
そして、県内の各界各層の代表者が集まった懇談会で、次のような熱い意見が交わされました。
- 「まず私たち大人が姿勢を正し、青少年が自主的に伸びていけるような環境を作ろう!」
- 「この運動は、一部の人だけが頑張るのではなく、県民の力を結集した民間の運動として、地域から自発的に盛り上げていくべきだ!」
こうした議論を経て、県民一人ひとりが主体となる運動の推進役として、「青少年育成埼玉県民会議」が結成されたのです。
以来、この会議は「次代を担う青少年を健全に育成することは、県民すべての願いであり、責務である」という認識のもと、県、市町村、そして私たち県民が一体となって、青少年育成のための県民運動を展開しています。
どんなことを目指して活動しているの?
県民会議が結成された大会では、その活動の「ねらい」が掲げられました。その内容は、現代の私たちにとっても非常に大切な視点を示してくれています。
- 大人の役割: 青少年を伸ばすために、まず私たち大人が常に自らの姿勢を正し、子どもたちにとって望ましい社会環境を作っていくこと。
- 家庭の役割: すべての家庭が、次代を担う子どもを育てる責任を自覚し、健全な家庭づくりに努めること。
- 青少年の自主性: 青少年自身が、輝かしい未来を自らの手で切り拓き、希望に満ちて明るく生きていけるように後押しすること。
これらの目標を達成するために、県民会議は特定の団体だけでなく、地域の実情に合わせて、県民の自発的な参加を促す、長期的で総合的な運動を目指しています。
具体的な活動内容をご紹介
では、実際にどのような活動を行っているのでしょうか?県民会議が推進する主な事業は、以下の8つの柱から成り立っています。
- 家庭の健全化を図るための事業
- 社会環境の浄化を図るための事業
- 青少年の健全育成を普及啓発する事業
- 青少年がその誇りと責任についての自覚を高めるための事業
- 健全な青少年グループの育成を図るための事業
- 体育、レクリエーションを奨励するための事業
- 青少年の非行及び事故防止のための事業
- 地域の青少年育成活動を促進する事業
これらの事業を通じて、家庭、学校、地域社会が一体となり、子どもたちの成長を見守り、支えるための様々な取り組みが行われています。
まとめ:私たちにできること
青少年育成埼玉県民会議の設立経緯や活動内容を知ると、子どもたちの健やかな成長は、誰か特定の人が担うのではなく、私たち県民一人ひとりの理解と協力があってこそ実現するものだと改めて感じます。
まずは、地域の子どもたちに温かいまなざしを向けること、そして家庭や地域での対話を大切にすることから始めてみませんか?
この記事をきっかけに、「青少年育成埼玉県民会議」や、お住まいの市町村での青少年育成活動に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
参考
埼玉県 ホームページ

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