【杉戸町・白岡市・宮代町・幸手市の方へ】突然の相続、何から始める?行政書士が解説する相続手続きの基本と流れ


杉戸町、白岡市、宮代町、幸手市にお住まいの皆様、こんにちは。地域密着で相続手続きをサポートしております、行政書士の濱口洋です。

「親が亡くなったが、何から手をつけていいか全くわからない」「手続きが複雑そうで不安だ」 大切なご家族を亡くされた悲しみの中で、すぐにやってくるのが相続手続きです。多くの方が初めての経験で、戸惑われるのは当然のことです。

この記事では、そんな皆様が少しでも安心して手続きを進められるよう、相続が発生してから完了するまでの基本的な流れを解説します。

相続手続きは、期限との戦い

実は、相続手続きにはいくつかの期限が法律で定められています。特に重要なのが、相続を知った日から3ヶ月以内に行う「相続放棄・限定承認」の判断と、10ヶ月以内に行う「相続税の申告・納付」です。 この期間内に必要な手続きを効率よく進めるためにも、まずは全体像を把握しましょう。

相続手続きの5つの基本ステップ

ステップ1:遺言書の有無を確認する

まず最初に行うべきは、亡くなった方(被相続人)が遺言書を遺していないか探すことです。遺言書があれば、原則としてその内容に従って遺産を分けることになります。 公正証書遺言なら公証役場に、自筆証書遺言なら法務局の保管制度を利用しているか、あるいは自宅の金庫や仏壇などで保管されている可能性があります。法務局以外で見つかった自筆証書遺言は、家庭裁判所で「検認」という手続きが必要なので、勝手に開封しないようにしましょう。

ステップ2:相続人を確定させる(戸籍謄本の収集)

遺言書がない場合、法律で定められた相続人(法定相続人)が遺産を引き継ぎます。その「誰が相続人なのか」を公的に証明するために、亡くなった方の出生から死亡までの一連の戸籍謄本と、相続人全員の現在の戸籍謄本を集める必要があります。 本籍地が杉戸町や白岡市だけでなく、過去に別の市町村にあった場合は、それぞれの役所へ請求せねばならず、この作業が相続手続きで最も時間と手間がかかる部分の一つです。

ステップ3:相続財産を調査する

次に、亡くなった方がどのような財産を遺したのかを全てリストアップします。

  • プラスの財産:預貯金、不動産(土地・建物)、株式、自動車、生命保険など
  • マイナスの財産:借金、住宅ローン、未払いの税金など

特に、杉戸町や幸手市などでご自宅や畑などの不動産をお持ちだった場合は、役場で名寄帳を取得するなどして、所有不動産を正確に把握することが重要です。マイナスの財産が多い場合は、ステップ2で触れた「相続放棄」を検討する必要があります。

ステップ4:遺産分割協議を行い、協議書を作成する

相続人と財産が確定したら、相続人全員で「誰が・何を・どれくらい相続するか」を話し合います。これを遺産分割協議と呼びます。 協議がまとまったら、その内容を「遺産分割協議書」という書面にします。この書類は、後の預貯金の解約や不動産の名義変更(相続登記)の際に必ず必要となる、非常に重要なものです。後々のトラブルを防ぐためにも、法的に不備のない正確な書類を作成することが求められます。

ステップ5:財産の名義変更・払い戻し

遺産分割協議書に基づき、法務局で不動産の名義変更、銀行で預貯金の解約・払い戻し、運輸支局で自動車の移転登録など、各種手続きを進めていきます。

まとめ:お困りの際は専門家にご相談ください

ここまで大まかな流れをご説明しましたが、一つ一つのステップに専門的な知識が必要となります。特に、戸籍の収集や遺産分割協議書の作成は、行政書士が専門家として皆様を力強くサポートできる分野です。

杉戸町、白岡市、宮代町、幸手市及びその近隣地域でしたら、出張相談も承っております。「何から始めればいいかわからない」「平日は仕事で役所に行く時間がない」といったお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料で承っております。

電話 048-940-9193
メール info@g-h-hamaguchi.com 

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